ゴーストレストランの基本

ゴーストレストランって何?世界一わかりやすく解説

ゴーストレストランって何?世界一わかりやすく解説
ゴーストレストランって何なの?
世界一わかりやすく解説しますね! 

コロナ禍で売り上げが大きく減り、デリバリーに力を入れたいという飲食店オーナーの方も多いのではないでしょうか。

そうした中で「ゴーストレストラン」が「坂上&指原のつぶれない店」で「クリスピーチキンアンドトマト」が儲かる業態として特集されるなど話題となっています。

ゴーストレストランとは、実店舗を持たずにシェアキッチンなどで調理を行い、デリバリー(Uber Eatsなど)を中心に営業する飲食の業態のこと。

この記事では、ゴーストレストランについて知りたい、はじめてみたいという方に向けてこんなことが書かれています。

  • ゴーストレストランのメリット・デメリット
  • ゴーストレストランは儲かるのか?
  • ゴーストレストランとバーチャルレストランの違い
  • ゴーストレストランの開き方 etc…

この内容について、お客さんの立場でゴーストレストランを公平に評価・比較する日本で唯一のサイト“ゴーストレストラン.com”がご紹介します。

ゴーストレストランって何?

ゴーストレストランって何?

ゴーストレストランとは、お店を持たず店内にお客さんを入れて食事を提供はせず、Uber Eatsなどデリバリーサービスで注文を受け、配達するシステム。

海外ではダークストア、バーチャルキッチン、クラウドキッチン、ゴーストキッチンと呼ばれることもあります。

2016年以降、下記のデリバリーサービスが増えたことや新型コロナウイルスの影響で実店舗にお客さんが来ないことを理由にゴーストレストランが急増しました。

  • Uber Eats
  • 出前館
  • menu
  • Wolt etc…

ゴーストレストランの歴史的にはアメリカが発祥で、イギリスや中国など世界中に広がりました。

日本では2019年頃のタピオカ・韓国チキンブームで一気にゴーストレストランが増えました。

ゴーストレストランとバーチャルレストランの違いは?

ゴーストレストランとバーチャルレストランの違いは?
ゴーストレストランとかバーチャルレストランとかわかりづらい…!
ですよね!わかりやすく違いを解説します。

ゴーストレストランとよく比較されるサービスにバーチャルレストランがありますが、そのほかにもダークキッチン、ゴーストキッチンなど似たような言葉があってわかりづらいですよね。

海外から入ってきた新しいビジネス形態なので、まだ言葉の意味が完全に定まっていない部分もありますが、一般的には以下のような定義がなされています。

ゴーストレストラン(ダークキッチン) 実店舗を持たずにデリバリー専用メニューをUberEatsなどフードデリバリーサービスで提供する店
バーチャルレストラン 実店舗を持つ飲食店が実店舗とは異なるデリバリー専門の飲食店を展開すること
ゴーストキッチン(クラウドキッチン) デリバリー専用の料理を調理する厨房施設。キッチンは店舗ごとに独立の場合が多い(下北沢にあるDelicious Factoryなどはテイクアウトにも対応)
シェアキッチン 1つのキッチンを複数の料理人や飲食店が共同で利用すること(8K(ハチケー)など)

つまり、ゴーストレストランとバーチャルレストランの大きな違いは「実店舗を持っているかどうか」です。

まだお店を持っていない個人がデリバリー専門のお店をやりたいと思えば、ゴーストレストランを開業するとなりますし、すでにお店を持っている飲食店が実店舗とは異なるデリバリー専門店をやりたいとなれば、バーチャルレストランを開業することになります。

ゴーストレストランとバーチャルレストランはどちらが儲かるの?
それぞれメリット・デメリットがあります。

ゴーストレストランとバーチャルレストランはどちらが儲かるかについては、長くなってしまうのでまた別記事で解説します。

ゴーストレストランのメリットは?

ゴーストレストランのメリットは?

飲食店の実店舗にはない、ゴーストレストランならではのメリットはこんな感じです。

  • 開店初期費用が安い
  • 営業自粛宣言等の影響を受けにくい
  • 店舗接客の手間がない
  • 接客のスタッフ教育不要
  • 雨の日にデリバリー注文が入りやすい
  • デリバリーアプリへの登録がお店PRになる

詳しくみていきましょう。

開業コストを抑えられる

ゴーストレストランは、客席を用意する飲食店と比べて初期投資が安く済みます。

  • 賃貸料
  • スタッフ研修費用
  • 店舗インテリア

特にテナント料(月々の家賃)がない、これがゴーストレストラン最大のメリットです。

ふつう飲食店をはじめるには、数百万円から一千万円程度の費用がかかってしまいます。

ゴーストレストランの場合、シェアキッチンなどの利用料や手続きなどを含めて、安ければ数十万円で開業ができます。

ランニングコストを抑えられる

ゴーストレストランは、小さなスペースで少人数で料理を作る分ランニングコストも安くすみます。

  • 賃貸料
  • 電気代
  • 人件費
  • 求人広告費

大きなお店より小さなお店の方が、空調にかかる電気代などすべて安く済みますよね。

少人数で運営するので、人件費や求人広告費も少なくすることができます。

軌道修正しやすい

実店舗の場合は、高級店にするかカジュアルな店にするかやインテリアのテーマなどお店の「コンセプト」を途中で軌道修正することは難しくなります。

ゴーストレストランの場合は、お客さんとの接点は「店名」と「商品(料理)」だけ。

ゴーストレストランであれば、万が一うまくいかなかったとしても、簡単に軌道修正できます。

複数の専門店を同時に運営できる

ゴーストレストランでは、複数の専門店を同時に運営することができます。

  • タピオカ専門店
  • 韓国チキン専門店
  • から揚げ専門店
  • どんぶり専門店

など複数のジャンルの商品を1つのお店が運営しているケースもあります。

雨でも注文が入る

実店舗だと雨の日は客足が減って、売り上げが落ちてしまいます。

しかし、ゴーストレストランであれば、デリバリーで自宅まで料理を運ぶので雨でも関係なく注文が入ります。

むしろ「雨で自宅から出たくないからデリバリーを頼もう!」というニーズがあるので雨や雪など天候が悪い方が注文が多く入ります。

ゴーストレストランのデメリットは?

ゴーストレストランのデメリットは?

ゴーストレストランのデメリットをご紹介します。

  • デリバリーサービス手数料が高い
  • デリバリーサービスを使わない人に認知されづらい
  • デリバリーに適したメニューしか出せない
  • リピーター獲得がむずかしい
  • 顧客との人間関係形成ができない

詳しくみていきましょう。

デリバリーサービス手数料が高い

UberEatsや出前館などデリバリーサービスを導入する、毎回の配達には手数料がかかります。

デリバリーサービスを使い配達代行を利用すると、売上に対して40%近く手数料が引かれてしまいます。

そのために、通常の店舗営業よりもシビアに原価率などを見極めて、高い利益率を確保していくビジネスデザインが必要となります。

デリバリーを使わない人に知られづらい

ゴーストレストランでの集客はフードデリバリーサービスアプリの中がメインになります。

つまり、Uber Eatsなどデリバリーを使わない人には知られづらいのです。

実店舗であれば、お店の前を通った時にふらっと入ってくれるお客さんがいますが、ゴーストレストランではそれは起こりません。

Twitter、InstagramなどWeb・SNSマーケティングに強いことが集客する時に重要となります。

顧客情報が取れない

ゴーストレストランは、UberEatsなどフードデリバリーサービスを通じて、注文を受け付けます。

顧客の名前や住所、メールアドレスなどの個人情報を直接ゴーストレストランは取ることができません。

実店舗であれば、お客さんの紹介でさらなるお客さんを紹介してもらったり、会員限定サービスとして、誕生日にDMを送ることができますが、顧客情報が取れないので、この辺りが難しくなります。

開業場所をみつけにくい

ゴーストレストランといっても、最低限のキッチンなどは必要になります。

シェアキッチンを使う場合が多いのですが、まだニーズに対して、シェアキッチン(クラウドキッチン)の供給が追いついていないのが現状です。

シェアキッチンとしては、

  • BeChef SHIBUYA(渋谷)
  • Kitchen BASE(中目黒、新宿神楽坂)
  • DELICIOUS FACTORY(下北沢)
  • 8K(武蔵野市ほか)
  • ヒトトバ(兵庫県神戸市)

などがあります。

ゴーストレストランの具体例

成功しているゴーストレストランの具体例を2つご紹介します。

クリスピーチキンアンドトマト

ゴーストレストランブランドとして1番成功していると言っても過言ではないのが、株式会社E-MATEによる韓国チキンブランド「CRISPY CHICKEN n’ TOMATO」。

2年間で全国250店舗に展開しています。

実際に注文してクリスピーチキンアンドトマトを食べてみましたが、まず箱とかパッケージ類が可愛くてデザインがポップなんですよね。

ここにデリバリーならではのエンタメ性があるのが人気の秘密だと感じました。

味もサクサククリスピー食感のチキンにさまざまなソース。

色々な種類のソースがあるので、つい全種類試してみたくなります、ソースで利益をあげている部分が大いにあると思いました。

他のゴーストレストラン韓国チキンブランドも5種類以上食べていますが、クリスピーチキンアンドトマトのソースが1番美味しくて、これは売れるな…と感じましたね。

究極のブロッコリー&鶏むね肉

株式会社DORAYAKIが運営するブランド“究極のブロッコリー&鶏むね肉(QBT)”もテレビ出演などで超有名になりました。

QBTができてから、この商品を真似るゴーストレストランブランドが続出しましたね。

 

実際に注文して食べてみましたが、ほのかに味がついていて食べやすかったです。

先ほどご紹介したクリスピーチキンアンドトマト同様にソース(ドレッシング)の種類が豊富で、やはりソースで稼いでいる部分も大きいです。

2022年3月22日には「究極のブロッコリーと鶏胸肉」を運営する株式会社DORAYAKIとYouTuberのヒカル率いる株式会社ReZARDが資本業務提携に合意するなど、今後の展開も期待されます。

ゴーストレストランの開き方は?

ゴーストレストランの開き方は以下の通りです。

  1. 食品衛生講習を受ける
  2. 店舗・キッチンのレンタル
  3. フードデリバリーサービスに登録する

詳しくは別記事でご紹介します。

ゴーストレストランを始めよう!

ゴーストレストランを始めよう!

まとめると、ゴーストレストランは実店舗を持たずにデリバリー専用メニューをUberEatsなどフードデリバリーサービスで提供するお店のこと。

ゴーストレストランの強みは初期経費&ランニングコストが安いことでした。

ゴーストレストランというネーミングから、「怪しい」「ヤバい」「違法なのでは?」と思われがちですが、実際は新型コロナウイルスで実店舗での飲食ビジネスが逆風の中で、優れたビジネスモデルと言えます。

新型コロナでリモート・在宅ワークが増えたことや、クイックコマース(30分程度で配達する宅配スーパー)が流行してきたこともゴーストレストランにとって追い風と言えます。

実際、海外ではゴーストレストラン市場が年々高まってきており、右肩上がりのビジネスモデルで、参入するなら今がチャンス。

飲食業を始めてみたいという方も、いきなり自分の店を開業するのはかなりリスクがある時代です。

そうした中でゴーストレストランでまずは小さく、チャレンジしてみるのがコロナ時代の最適解と言えそうですね。

そして、テイクアウト・デリバリーの売り上げアップしたいという飲食店の方はぜひこの記事でも少しご紹介した実店舗とデリバリーのハイブリッド型である「バーチャルレストラン」の導入を検討してみてくださいね。

バーチャルレストランブランドや会社、導入方法などについてはまた別記事でご紹介します!

▼次の記事はこちら

ゴーストレストランを開業する流れは?5つのSTEPで完全解説